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第64回:自分を知ろう:メンタルボディチェック⑨
集中力チェック(2019年2月7日放送分)

今回のテーマは「メンタルボディチェック 集中力チェック」です。
スポーツ界では逆U字理論というのがあり、緊張しすぎても、緩み過ぎても、最大限のパフォーマンスは発揮できず、ちょうどいい緊張状態で集中力が発揮されるという考えです。両極端、緊張しすぎていないか、緩みすぎていないかの偏りをチェックすることで、自分が集中力を発揮できる状態であるかどうかを確認できます。首にはいろいろなメンタルと身体のバランスが現れやすいところですので、今回は首のチェックをしていきます。

メンタルボディワークは身体の状態をより良くすることでメンタルの状態を上げていきます。では早速チェックしてみましょう。


メニュー①:集中力(首の付け根)チェック


一人で頭の重さをチェックする場合は、気を付けの状態で、両手で首を抑えて触ったり少しもんでみたりしてチェックしてみましょう。硬さや痛みがありますか?

 もしペアがいたら、パートナーが首の後ろを人差し指と親指で挟みます。そのまま頭の方へ移動させると頭蓋骨に当たるところにぶつかるので、そこを触ってみてチェックしてみましょう。

特に問題のない人は、痛みを感じず、ただ気持ちが良かったりするだけですが、状態が悪いとちょっとつまんだだけでも痛みが出ます。両方に痛みや硬さがある場合は、痛みや硬さが強いほど良くない状態です。
首に力が入ってしまっていたり、身体のバランスのくずれなどが原因です。もし、左右どちらかに痛みがある場合でも自分の状態が分かります。個人差はあるのですが、一般的に、右側が硬い人は、集中力が強すぎて、気負いで周りが見えなくなってしまいがちな状態になっている傾向にあります。左側が硬い人は、いろいろ周りが気になってしまい、意識が広がってしまってしまいがちな状態で、なかなか集中できないという傾向が多いです。
もちろん集中力があるかどうかは、元々の個人差もありますが、身体の状態よっては、素質や能力を存分に発揮できない場合があります。適度な集中力が発揮できるような身体を目指して、コンディショニングをしていきましょう!


メニュー②:コンディショニング


1)首ゆるめ

上体を前に倒して、前屈をして首が身体にぶら下がっているのを感じましょう。その姿勢のまま状態を左右にゆらして、屈伸をしてからゆっくりと気を付けの姿勢に戻りましょう。

疲れから首が硬く、眠いときも首を緩めて脳へ血流を良くしてあげると、周りが明るく感じられスッキリします。



2)腕ふり体操

足は肩幅程度に開いて立ちます。先ほどのチェックで問題のなかった方から始めましょう。
片腕をぶらぶらさせた状態から、リラックスさせて力を抜いていきましょう。その後、その腕を上まで挙げて掌を内側にして伸ばします。その状態のままで薬指を中心に手を外側へ向け、そこから腕を脱力しながら下へ落とします。腕を後ろから肘を落とすようにリラックスして両膝も曲げながら腕をおろして勢いのままブランブランとさせましょう。その後これを繰り返します。3~6回行いましょう。終了したら、逆側も同様に行いましょう。




3)タンブリング

気を付けの姿勢で立ち、そのままバランス良く少しかかとを上げてから力を抜いて「ドン」とかかとを落とします。かかとを落とした時に全身の緊張感が抜け、頭が少しスッキリ感を感じられると良いです。(5回程度)

再度、チェックしてみましょう。

陸上選手でも右側に痛みや硬さがあると、ついつい周りが見えずに自分のペースを失ったり、左側に問題があると、周りが気になりすぎてリズムを崩したりします。生活の中でも同じような経験があるのではないでしょうか?

自分のやることに集中しながらも、周りをよく見る、ということが、スポーツのみならず生活レベルでも理想です。生活リズムが崩れて調子が上がらないなぁとか、いつものように仕事ができないなぁとか感じている方は、首のチェックをしてみてください。
ご紹介したような簡単な体操で身体を鍛えて自分のペースで快適なライフワークを楽しんでください。



~今日の一言~
「首を緩めて、集中力アップ」





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