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第62回:自分を知ろう:メンタルボディチェック⑦
焦りチェック(2019年1月17日放送分)

年末は「負けん気チェック」で指さしや指のしなり具合をチェックしました。負けん気なので強い心の状態であり、下半身から体幹、そして指先へ連動していること大切です。

今回のテーマは「焦りチェック」です。これまでのメンタルボディチェックは実際に身体を触ってチェックをしてきました。今日は姿勢からチェックをしていきたいと思います。
焦りは表に出ていないと思っていても、実際に焦っていると姿勢に表れます。また、心が落ち着いているつもりでも身体が焦りの状態で姿勢が崩れていれば、それはそれで問題です。


メニュー①:焦りチェック(姿勢のチェック)


ペアがいる場合はペアチェックを行います。
壁や柱を背中にして、壁や柱にかかとを付けて気を付けの姿勢で立ちます。立った時に身体のどの部分が壁と接しているかを確認します。リラックスして床に寝ている状態と同じように、壁や柱に身体がくっついていますか?
一人でチェックする場合は、どの部分が壁につきやすいかを自分で確認してみましょう。

焦りは、時間がキーワードです。焦っている時はどちらかというと時間に遅れている時が多く、それを取り戻そうとしていることが多いです。身体で言うと下半身が遅れて、上半身・首が前に突っこんでいる姿勢の崩れになります。特に年齢が高くなればなるほど腰回りや背中が硬くなり、時間に遅れていなくても首が前に出ているケースがあります。また、姿勢としてはそれほど腰が引けていないのに体が動きにくくて首が前に出ていることもあります。


メニュー②:コンディショニング

焦りの姿勢は、腰が引けてくること、体力低下によって身体が硬くなっていることが多く、その結果、動きにくくなる方が多いです。まずは、腰回りの体操を行いましょう。
普段の生活でも時間に重心が遅れる(腰が引ける)ことで、首が前に出てくることが多いので、腰が引ける姿勢を修正していきましょう。



1)立位腕ふり

準備体操として以前より行っている立位腕ふりを行いましょう。
気を付けをしてそのまま両腕を上げてバンザイします。この時に足裏の荷重が中心に少し入るのを感じられると思います。その荷重のまま、腕をおろして気を付けの姿勢に戻りって姿勢を保ちます。まっすぐに立ち、腕はリラックスし肩からぶら下がっている状態にします。
両腕を前後にバランス良く均等にまっすぐ振りましょう。身体が前後に揺れ、体重がかかととつま先に交互に乗っているのを感じましょう。
腕は前の方に振りやすいので(腰が後ろにいく動き)、後ろの方に(腰が前に行く動き)しっかり振りましょう。この時、首を前に出して腕を振らないように注意しましょう。10回



2)前後屈の体操

先程のチェックで指が上と下どちらに力が入りやすいかをチェックして頂きましたが、それを合わせてコンディショニングをしていきます。

続いては、前後への屈伸のコンディショニングです。

① 足は肩幅で気を付けの姿勢から大きく深呼吸をする程度の範囲で前後屈(体力に応じて10度から30度ぐらい)をします。ポイントは腰を前後に動かすことです。先ほどの腕ふりと同様に身体が前後に動きます。頭は気をつけの姿勢のままで、下に下がらないようにします。3往復。

② 続いては、先ほどの動きから徐々に身体を前後に倒しながら動きを大きくして全後屈(体力に応じて30度から90度ぐらい)をより深く行っていきます。
重心移動も前後に大きくしていきます。45度以上身体が倒れてきたら頭を少しずつ下げていきます。徐々に動きをゆっくりにして、可能な方は90度まで身体を倒していきましょう。その時の前屈は膝を曲げて行います。後屈の際に腰に不安のある方は両手を腰に当てて無理のないように行いましょう。
1回ずつゆっくりと行います。3から6往復。



3)ロールアップ

次は気を付けの姿勢から、軽く膝を曲げてゆっくりと前屈をします。頭が身体にぶら下がっているのを感じましょう。次に腰から順に身体をゆっくりと起こしていきます。体が起き上がっていくと同時に首後ろが伸びてくるのを感じましょう。腰を入れ体が起き上がってから最後に頭を上げ顎を引きまっすぐに立ちます。3から6回。

ロールアップで立ち上がった時に最初のチェックをもう一度します。

まっすぐ立った時、前は未来、後ろが過去を表します。気を付けの姿勢で頭の位置が後ろになりがちな人(ふんぞり返る姿勢)は、どちらかとのんびりしており過去に意識がいきやすく、昔はこうだったんだ、などと過去の話で会話が盛り上がりやすい傾向があるかもしれません。逆に頭が前にある人は、未来への意識が強く、慌て者が多いと言えるかもしれません。なかなか今に意識がいきにくい状態ですので、重心のアライメントをコンディショニングで整えて、より良い姿勢を日常から意識することで、今ここに集中しやすくなり日常がより快適に過ごせます。



~今日の一言~
「あわてない!危険がいっぱい前のめり」





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