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第50回:自分を知ろう50:膝を入れよう②(2018年7月19日放送分)

前回までは、「膝を入れよう」がテーマでした。つま先より前にひざを落としていくことを(曲げていくこと)ひざを入れると表現しています。ひざを入れる体力を強化しておくと、日常のしゃがむ動作や階段の上り下りなどが楽に行え、「ひざを入れること」=「生活にゆとりが生まれる」ということでした。

今回のテーマは、前回に引き続き「膝を入れよう②」です。
対応できない身体の状態で、ただ膝を入れる、つまりただ膝を曲げるだけを繰り返しても、膝に痛みが出たり、階段の下りがつらくなってしまうこともあります。ですので、膝を入れるには、膝を足の部分を真っすぐにすることと、股関節前にある筋肉を伸ばすことも必要です。歩くこと、走ることなど前に進む動きは、膝を曲げないとぎこちない動きとなってしまうので、膝を自然に入れられる身体を作っていきましょう!

前回は上下の運動を行いましたが、しゃがみこみができましたか?
今回は、左右の動きでチェックしていきます。膝に痛みがある人はくれぐれも無理をしないで、前回の体操やストレッチをしっかりと行いましょう。


メニュー①:サイドスクワットチェック


開脚の姿勢から片足に向かってサイドスクワットを行いましょう。片足ずつに負担がかかるので、無理のないように行いましょう。負荷が大きすぎる場合には、椅子に手をかけて横に向かってハーフスクワットで行いましょう。

◎最後までフルにスムーズにできる
○ハーフ(ひざが90度)までスムーズにできる
△バランスが崩れる、腰が引ける
×片足に体重がかけられない


メニュー②:コンディショニング


自分の体力に合わせて、無理のない、気持ちよくやれる範囲で行いましょう。
今回は股割りです。ではやってみましょう。
股関節がスムーズに動かなければ膝に負担がかかってしまいますので、膝と足首を使わずに股関節を強化して、それから膝も曲げながら強化していきます。自分ができる範囲で行うことがポイントです。また、補助が必要な際はイスを補助にして行いましょう。

① 最初は股関節スクワットです。開脚の姿勢から腰が丸まらないところまで股関節を曲げていきます。海外では相撲スクワットと呼ばれています。手を付けると相撲の「はっけよーい」のポーズです。

② 膝入れスクワットです。①の股関節スクワットを軽く行い、上半身を起こしながら膝を前に入れていきます。(お辞儀をした状態から頭の高さを変えないで上半身を起こします)。以下のリズムで行いましょう。
1で倒す 2・3で股関節伸展 4立ち上がる

③ ②膝入れスクワットを自分ができるところまでスクワットをして、そこから股関節を伸展していきながら膝と足首を曲げていきます。股関節が最初の段階でお尻が下までおろせない場合には、無理をせず、いけるところまで下し、その高さで行いましょう。

④ ③をバンザイをしながら行ってみましょう。身体を起こした状態から両腕を挙げ肘を伸ばしバンザイをします。重心は母指球に乗った状態を保ちます。そのまま身体を前に倒し(1)、股関節を伸展していきながら膝と足首を曲げ(2,3)、身体をまっすぐまで起こしたら、そのまま気を付けまで立ち上がります(4)。

終わったら再チェックしてみましょう。

それぞれの動きに相関関係があるので、股関節を使わなくなると膝が痛くなる、腰が痛くなると股関節を使わなくなるという悪循環が生まれます。使わなくなることで、さらに硬さが出たり、筋力も低下してしまいます。問題のない範囲から少しずつ積極的に動かしていきましょう。
継続は体力強化の一番大切なキーワードです。


~今日の一言~
「膝を入れて、夏をエンジョイ!」





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