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第31回:自分を知ろう31:股関節を動かそう②(2017年11月16日放送分)

前回は「股関節を動かそう」ということでした。
股関節は案外動いていないことが多く、股関節に硬さがあるといろいろなところにストレスがかかる状態を招き、逆に股関節が緩い人は、鍛えて、強度をあげていくことがより機能性をあげるのに大切です。
今回も股関節を動かそう②ということで、引き続き股関節について進めていきます。
今回はイスに座ってのメニューです。


メニュー①:イスに座って足上げチェック


イスに座って股関節のチェックをします。
まず背筋を伸ばし姿勢良くイスに座ります。
右ひざを曲げながら右足をイスの上に乗せ、姿勢を保ちながら、お腹とももがくっつくように抱え込んでみてください。
つまっている感じや、あがりにくさがないかチェックしましょう。

お腹とももがしっかりくっつくと◎です。
お腹とももがくっつかなくてもひざがまっすぐになれば○です。
ひざがまっすぐにならないけど、イスに足が乗せられると△です。
イスに足が乗せられないという方は、問題があるかもしれません。
頑張りすぎて、腰や背中をまるくして姿勢を崩さないように注意しましょう。

左足も同様にチェックをして、左右差がないかどうかもチェックしましょう。


メニュー②:股関節を機能的に動かす体操


股関節を機能的に動かせるようにする体操を紹介します。
イスとボールを使って行います。ボールはゴムボールを利用したり、テニスボールやゴルフボールなどおうちにあるものを使ったりして行いましょう。
ボールを利用することによって手軽に股関節の機能的な動きの改善を行うことが出来ます。
もしボールが見つからない方は、床などの少し滑りやすいところを利用して行っても大丈夫です。

8パターンありますので、それぞれ10回ずつを目安に行いましょう。

椅子に姿勢よく座り、右足でボールを踏みます。
① 右足で前後にボールを転がしましょう。

② 右足で左右にボールを転がしましょう。

③ 左足で前後にボールを転がしましょう。

④ 左足で左右にボールを転がしましょう。

⑤ 右足でボールを転がし円を描くように動かしましょう。(内回し)

⑥ 次は、逆回しで動かしましょう。(外回し)

⑦ 左足でボールを転がし円を描くように動かしましょう。(内回し)

⑧ 次は、逆回りで動かしましょう。(外回し)

最後に、深呼吸をしながら背伸びをして終わります。
より姿勢良く座ることで股関節は動かしやすくなります。
姿勢が悪くなると股関節が動きにくくなります。肩の力を抜いて、体幹をしっかり固定して(スタビリティを高めて)行うと、動き(モビリティ)が良くなります。

では再チェックしてみましょう。先ほどよりも足があがりやすくなりましたか?

今回の体操で使用するボールは、毎回違ったものを使ってもらってもよいかと思います。やりやすいボールから始めて、いろいろなボールを自由に使えるようになったらかなり機能的になっています。特に、股関節まわりがだるくなればしっかり効いています。

ゴルフボールやテニスボールで行うと、足裏のマッサージにもなります。自分のやりやすいもので行ってもらえればOKです。

股関節は、案外座りながらでも動かすことが出来ます。
普段、自分が座りやすいように姿勢を崩して歪まして座ると、股関節や腰周りが硬くなり腰痛や肩こりの原因になります。普段から座る姿勢に気をつけながら、今回ご紹介した体操などで、股関節に多くの刺激を入れ、関節や筋肉を機能的にしていきましょう。

腹筋や背筋も含めて、体幹部分の柔らかさや強さを発達することで、疲れにくい姿勢や、良い動きやパフォーマンスに繋がっていく。
コンディショニングになります。ウェイトトレーニングで鍛えても、体幹などの芯の柔らかさや強さがなければ、身体のバランスが崩れやすく動きにくくなります。
普段から座っていても股関節を動かし(貧乏揺すりではありません)、健康を増進しましょう。


~今日の一言~
「座って回して、股関節なめらか!」





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