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第15回:自分を知ろう15:股関節の外ねじり(外旋)
(2017年4月20日放送分)

前回は、股関節と膝関節の上手な曲げ伸ばしについてでした。腰や膝を上手に使えることで関節や筋肉の柔軟性があるばかりでなく、日本人の美しい立ち居振る舞いができる機能的な体づくりを続けて下さい。

今回は股関節の外旋(外ねじり)についてです。わかりやすいのは、あぐらの姿勢です。正座の姿勢を長く続けると足がつったりしびれたりするのと同じように、あぐらの姿勢を長く続けると足がつったりしびれたりする方も意外と多いです。
正座と同じようにあぐらも床に座るときの姿勢なので、畳の生活や和式トイレなどの昔ながらの日本の住宅が少なくなったことによる生活様式の変化で、現代人のあぐら座りの機能が低下してきています。お相撲さんが座っている時は、だいたいあぐらで座っているのをイメージすると思いますが、相撲では、股割りをして鍛えることで、股関節を開いたりねじったり(股関節外転外旋動作)が出来るようになります。国技として、日本人が伝えてきた心と体の鍛える方法を引き継いでいるということですね。
では、チェックしてみましょう。


メニュー①:股関節外旋チェック


姿勢を正して体操座りをします。そのまま両膝を外へ倒します。
膝がどれくらい倒れますか?

◎80°
○60°(あきらかに半分以上倒れる)
△40°(半分倒れない)
×30°(少ししか倒れない)

基礎レベル:○半分以上倒れるレベルを目指しましょう。×30°も曲がらない人は、大きな問題が起こる前に改善をしましょう。またすでに問題のある方は専門家へご相談ください。

開脚や股関節外旋の動きがなめらかであるということは、骨格が安定しているといえます。股割りがしやすくなりますし、体幹の強化もしやすくなり、粘り強さも育ちます。あぐらを楽にできるようになり、自分の心と体の状態を高めていきましょう。


メニュー②:改善メニュー①


ゴロゴロ体操をします。まずはなまけものポーズです。
身体を少し前に倒し、右肩を右膝に乗せて身体を右に傾けます。首もだらりと力を抜いてください。
そのままの姿勢で深呼吸し、その後ゆっくりと元の位置に戻ります。
同様に左も行います。左右5回ずつ行いましょう。


メニュー③:改善メニュー②


両足の裏を合わせて、つま先を両手で持った姿勢で座ります。
つま先を持ったまま、身体を前に倒してから右方向へ転がります。180°回転して後ろ向きで起き上がります。同じ方向へもう一度180°回転しながら起き上がり、元の位置に戻ります。余裕のある方は2回連続して元の位置(360°)まで戻りましょう。
これを左右交互の方向に行います。

改善メニューでは、股関節から腰周りが安定しますし、柔らかさだけでなく、体のつながりや、しなやかさ、たくましさなど身体の美しい身のこなしが身に付き、より健康になっていきます!


~今日の一言~
「股関節を安定させ心と体をより元気に!」





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