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第13回:自分を知ろう13:指先までの力の入り方(2017年3月30日放送分)

今回は「指先の力」をテーマに進めていきたいと思います。
ふだん、指先だけの力に頼る機会は少ないので、意識されている方は少ないと思いますが、日常の何気ない動作の中で指先にまで力が入るようにすることは、姿勢を見直すことにつながります。
上手く手先(指先)まで力が伝わっている感覚を作ることが大切です。
では早速チェックからやってみましょう!


メニュー①:力の入りやすさチェック①


・両手を組み人差し指と中指2本を伸ばして合わせます。

(1)気をつけで立ち、身体の前で腕を伸ばします。
   手を下から上にバンザイするように動かします。
   パートナーは指先に抵抗を加えるようにします。
(2)同様にパートナーは指先に抵抗を加え、今度はバンザイの一から腕を上から下に向かって動かします。

指先にまで力が伝わっていると抵抗に負けずに力を発揮することができます。
逆に力が伝わっていないと、抵抗に負けてしまって指が曲がってしまいます。

評価:
◎両方強く正しく力が入る。 ○両方正しく力が入る。
△片方しか正しく入らない。 ×両方正しく入らない。

立ち姿勢で指先まで力が入っているということは、姿勢を調整したり、関節を安定させたりといったバランスをとっている小筋群筋で力が発揮できている状態ということになります。逆に、肩がすくんでいたり、腰が引けていたりで姿勢が崩れていると指先には力が入らない状態です。

日常生活でいうと、コップを持つのに手を滑らせたり、高い場所に手を伸ばし物を取ろうとしたときに、上手く取れなかったり、後ろの物をスムーズに取れなかったりということが考えられます。


メニュー②:改善ニュー①(腕振り)


腕振りをしてみて、下から上に上げるときか、上から下に下げるときどちらに意識が強いかを感じてみましょう。

やり方:
リラックスして立ちます。両腕を振ります。(繰り返します)
どちらに(下から上か上から下)意識がありますか?リラックスして腕を同じように振りながら行います。
手を下す時に意識が強い時は、上げる時に意識をします。
手を上げる時に意識が強い時は、下るす時に意識をします。
※基本的に腕を振る動きは変えずに意識を変えることで腕振りを行うようにしましょう。

身体のつながりを良くする神経系を発達させることで、小筋群を上手く使えるようになり、指先にまで力が伝わるようになります。


メニュー③:力の入りやすさチェック②


先ほどの指先のチェックを股割りの姿勢でもやってみましょう

やり方:
足を肩幅の2倍ほど開き、つま先は45度ずつ開き腰を下ろし、股割の姿勢をとります。その状態で手を組んで力の入りをチェックしましょう。

股割の姿勢のときの方が立ち姿勢のときよりも指先に力が入りにくくなった人は、下半身の姿勢に問題があって、それが指先の動きに影響が及ぼしている可能性があります。足腰を鍛えることは、指先まで影響があります。


メニュー④:改善メニュー②(スクワット)


※椅子を準備しましょう。
椅子を使ってスクワットしましょう。この時、

・腕が下しにくかった人はスクワットの動きでも下す方を意識して行います。
・腕が上げにくかった人はスクワットの動きでも上げる方を意識して行います。


メニュー⑤:力の入りやすさチェック③


このチェックは、ゴルフや野球などのスイングでグリップに正しく力が入っているかわかります。一般の方は力の入りにくいところで重いものを持ち上げようとする時に、腰や肩を痛めやすくなります。

やり方:
股割の姿勢で両手を伸ばし、パートナーのグーした手を挟みます。挟んだまま、右側に動かします。次に左側に動かします。力が入ったまま左右に動かすことが出来ますか?正しく力が入る範囲が広いほど、機能的な体と言えるでしょう。


メニュー⑥:改善メニュー(8の字体操)


両手でボール(20㎝程度)を持つ、または持ったイメージで身体の前で8の字(横の8の字:∞)を書くように動かします。まずは身体の真ん中で小さく描くようにして慣れてくると徐々に大きく描くようにします。腕だけで行うのではなく身体で行うようにします。

それぞれ改善のエクササイズを行った後に再度チェックしてみましょう。
姿勢を調整したり、関節を安定させたりといったバランスをとっている小筋群の筋力が働くようになってくると、大きな力もより使えるようになります。

日頃から簡単な体操を行い、神経系を刺激し生活をより快適に過ごせるようにしていきましょう。


~今日の一言~
「指先まで力を伝えて、気分スッキリ!」





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